使い方
- 広告費に、その期間に広告へ使った費用を入力します。
- 広告による売上に、その広告から生まれた売上を入力します。
- 売上総利益率に、売上から原価を引いた利益の割合を入力します。
- ROAS、損益分岐ROAS、広告費控除後の利益を確認します。
ROASとは
ROAS(広告費用対効果)は、広告費に対して、広告経由で得られた売上が何倍になったかを示す指標です。日本では「400%」のように、パーセントで表すことも多いです。
ROAS = 広告経由の売上 ÷ 広告費/損益分岐ROAS = 1 ÷ 粗利率- 広告経由の売上 = 広告をクリックした人が購入した金額
- 広告費 = 広告にかけた費用
- 粗利率 = 売上のうち、原価を引いた後に残る割合(40%なら0.4)
ROASは売上の比率なので、原価や人件費を含みません。そこで、粗利率から、広告が黒字になる最低ラインの「損益分岐ROAS」を計算します。ROASがこの値を超えていれば、広告費を引いても利益が残ります。
例:広告費50万円で売上200万円、粗利率40%
広告費50万円で、広告経由の売上が200万円だった場合、ROASは4倍(400%)です。粗利率が40%なら、損益分岐ROASは2.5倍(250%)で、ROASがそれを上回っています。広告費を引いた利益は300,000円、広告費に対する利益(ROI)は60%です。
売上が100万円にとどまると、ROASは2倍(200%)になり、損益分岐の2.5倍を下回ります。広告費を引いた利益は−100,000円、ROIは−20%で、赤字です。
結果の見方と決め方
広告の成果を判断するときは、ROASだけでなく、損益分岐ROASとの差を見ます。ROASが高くても、粗利率が低い商品は、利益が出ないことがあります。
広告の投資対効果を利益ベースで見るにはROI計算、お客様の生涯での価値と広告費の関係を見るにはLTV(顧客生涯価値)計算も使ってください。
ROASを改善するには
- 成果の出ていないキーワードや配信先を止め、広告費を集中させる。
- 広告から遷移するページの内容を改善して、購入の割合を上げる。
- 客単価を上げるセット販売やクロスセルを取り入れる。
- リピート購入が多い商品なら、初回のROASが低くても、長期で黒字になるかを確認する。
計算の前提と限界
広告経由の売上は、広告媒体の計測値をそのまま使います。計測の方法によって、売上の数字は異なります。リピート購入、他の広告との相乗効果、返品、人件費や運用の費用は含まれません。広告の判断は、ROAS以外の指標もあわせて行ってください。
よくある質問
ROASの計算式は?
広告経由の売上を、広告費で割ります。広告費50万円で売上200万円なら、ROASは4倍(400%)です。
ROASとROIの違いは?
ROASは売上の比率で、原価を考えません。ROIは利益を投資額で割るため、広告費を引いた後の収益を表します。
ROASは何%あれば合格ですか?
粗利率によって異なります。損益分岐ROAS(1 ÷ 粗利率)を上回るかが、最初の基準です。
損益分岐ROASはどう計算しますか?
1を粗利率で割ります。粗利率40%なら、1 ÷ 0.4で2.5倍(250%)です。