使い方
- 最初に用意する元手(初期投資額)と、毎月の積立額を入力します。
- 想定する年利と、運用する年数を入力します。
- 複利の回数を選びます。毎月複利なら「毎月」です。
- 将来の残高、積立元本の合計、得られる利息を確認し、グラフと表で年ごとの推移を見ます。
複利とは
複利とは、利息に対しても次の利息がつく仕組みです。単利は元本にだけ利息がつきますが、複利は増えた分も元本に組み入れて計算するため、期間が長くなるほど増え方が加速します。
残高 = 残高 × (1 + 月利) + 毎月の積立額(これを毎月くり返す)- 月利 = (1 + 年利 ÷ 複利の回数)^(複利の回数 ÷ 12) − 1
- 最初の残高 = 元手
- 積立元本の合計 = 元手 + 毎月の積立額 × 月数
このツールは、毎月の積立を月末に加え、設定した複利の回数に応じて月利を求め、1か月ごとに残高を計算します。毎月積み立てる投資信託などの運用をイメージした計算です。
例:元手100万円、毎月3万円を年5%で20年
元手100万円、毎月の積立3万円、年利5%(毎月複利)、20年で計算します。将来の残高は約1,504万3,650円、積立元本の合計は820万円、得られる利息は約684万3,650円です。実効年利は約5.12%になります。
期間を30年にすると、残高は約2,943万5,503円、積立元本は1,180万円、利息は約1,763万5,503円です。10年延ばすと、積立元本は360万円しか増えませんが、残高は約1,439万円増えます。
年利が3%なら、20年後の残高は約1,166万9,815円にとどまり、利息は約346万9,815円です。期間だけでなく、利回りの違いも結果に大きく効きます。
結果の使い方
運用の成果は、利回りが一定でなく、年によって上下します。ここで入力する年利は、あくまで仮定です。実際の運用では、元本割れすることもあります。楽観と悲観の両方の利回りで、いくつかの結果を比べてください。
目標額から逆算して毎月の積立額を決めたい場合は、貯蓄目標の計算が使えます。手元の資産が倍になる年数は、72の法則で見積もれます。
複利の効果を生かすには
- 早く始める。期間が長いほど、複利の効果は大きくなる。
- 積立を途中でやめず、続ける。
- 手数料(信託報酬など)が低い商品を選ぶ。年に1%の差でも、長期では大きな差になる。
- 利益にかかる税金の扱いを確認する。課税口座では利益に約20%の税金がかかり、NISAの非課税枠なら、その対象は非課税になる。
- 生活に必要なお金は、運用に回さず、預貯金で確保しておく。
計算の前提と限界
年利は一定で、毎月の積立は月末に同じ金額が入るという前提です。税金、手数料(信託報酬、売買手数料)、インフレ、為替の変動、積立額の増減は含みません。実際の運用では、年ごとの成績にばらつきがあります。
将来の成績を保証する計算ではありません。商品を選ぶときは、金融機関の資料や、金融庁などの公的機関の情報を確認してください。
よくある質問
複利計算とは、どのような計算ですか?
利息を元本に組み入れて、次の期間の利息を計算する方法です。長期になるほど単利との差が広がります。
毎月3万円を20年積み立てると、いくらになりますか?
元手100万円、年利5%(毎月複利)なら、約1,504万円です。利回りがこれより低いと、金額も減ります。
複利の回数は多いほど有利ですか?
回数が多いほど、実効年利はわずかに高くなります。ただし差は小さく、利回りと期間のほうが影響は大きいです。
複利の計算式をエクセルで使えますか?
使えます。毎月の残高を「前月の残高 × (1 + 月利) + 積立額」でくり返し計算するか、FV関数を使います。
利益には税金がかかりますか?
課税口座では、利益に対して約20%の税金がかかります。NISAの非課税枠で運用した利益は非課税です。このツールは税金を引いていません。