使い方
- 現在の金額に、現在の金額を入力します。
- インフレ率に、年平均の物価上昇率を%で入力します。
- 年数に、先の何年後を見たいかを入力します。
- 結果で、同じ物の将来の価格と、今の金額の購買力(目減り後の価値)を確認します。
インフレ計算のしくみ
インフレは、物価が継続的に上がることです。毎年2%上がるなら、今100万円で買える物は、来年は102万円になります。この上昇が毎年重なる(複利)ので、年数が長いほど影響は大きくなります。
将来の価格 = 今の金額 × (1 + r)^n 購買力 = 今の金額 ÷ (1 + r)^n- r = インフレ率(年率、小数で表したもの)
- n = 年数
- 将来の価格 = 今と同じ物を買うのに必要な金額
- 購買力 = 今の金額で将来買える物を、今の価格で表した額
逆に、今の金額の購買力は、物価上昇の分だけ割った値に下がります。額面が変わらなくても、買える量は減っていきます。
計算例:100万円と年2%・20年
インフレ率が年2%で20年続くと仮定します。今100万円で買える物は、20年後には1,485,947円かかります。物価は累計で48.59%上がります。
別の見方をすると、手元の100万円の購買力は672,971円分まで目減りし、32.7%の価値が失われます。現金のまま置いておくだけでは、静かに価値が下がる点がわかります。
結果の活用方法
老後資金や教育費など、将来必要な金額を考えるときは、今の物価のまま計算すると足りなくなる可能性があります。必要額に将来の価格を使うことで、より現実的な目標になります。
預金や運用の利回りと比べるのも有効です。利回りがインフレ率を下回ると、名目の金額は増えても購買力は減ります。複利計算で資産の伸びを出し、72の法則で年数の感覚をつかみましょう。
インフレ率の決め方
実際の物価の動きは[総務省統計局の消費者物価指数(CPI)](https://www.stat.go.jp/data/cpi/)で確認できます。ただし過去の数字が将来も続くとは限りません。1%、2%、3%のように複数の値で試し、幅を持って考えるのが安全です。
家計の物価上昇は、食料、光熱費、住居費などで速さが異なります。ご自身の支出の中身に近い項目のほうが、平均より実感に合う場合もあります。
この計算でできないこと
インフレ率は全期間を通じて一定とし、1年ごとの上下は考慮しません。品目別の物価の違い、給与の増加、金利の変化、税金は含まれません。
日本銀行は物価安定の目標などを公表しています。最新の情報は[日本銀行](https://www.boj.or.jp/)の公式サイトで確認してください。このツールの結果は、あくまで目安としてお使いください。
よくある質問
インフレで100万円の価値はどうなりますか?
例えば年2%のインフレが20年続くと、購買力は約67万円分まで減ります。額面は同じでも、買える物が少なくなります。
インフレ率は何%で計算すればよいですか?
総務省統計局の消費者物価指数(CPI)などを参考に、1〜3%のように複数で試すのがおすすめです。将来の値は確定していません。
インフレのとき、現金は損ですか?
預金金利がインフレ率より低い間は、購買力は目減りします。ただし生活費のための現金は必要なので、資産全体のバランスで考えます。
購買力の目減りとは何ですか?
同じ金額で買える物の量が減ることです。インフレ率が高く、年数が長いほど大きくなります。