使い方
- 借入額と年間の均一金利を入力します。
- 返済期間を月数で入力します。3年なら36です。
- 毎月の返済額と、実質金利(元本残高方式)を確認します。
- 同じ数字の金利で、通常のローンにした場合の返済額と利息の差も見比べます。
均一金利方式の仕組み
均一金利では、利息を「借入額 × 年利 × 年数」で最初に決め、元金と合計した額を月数で割って毎月の返済額とします。元金が返済で減っても、利息の計算の基になる金額は最初のままです。
毎月の返済額 = (P + P × 年利 × 月数 ÷ 1200) ÷ 月数- P = 借入額
- 年利 = 年間の均一金利(%)
- 月数 = 返済期間(月)
- 実質金利 = 同じ返済額と期間で、元本残高方式として求めた年率
一方、日本の多くのローンは、毎月の残高に利息をかける元本残高方式です。同じ表面の金利でも、均一金利のほうが、実際の負担は重くなります。販売店の分割払いなどで、金利の表示方法が異なる場合は、契約書で計算方法を確認してください。
例:100万円を、均一金利4%・3年で借りる
利息の総額は12万円、毎月の返済額は31,111円です。この返済額を元本残高方式の金利に直すと、実質金利は約7.51%になります。
同じ4%を、通常の元本残高方式で借りた場合の返済額は29,524円で、利息の総額は約6万2,900円です。均一金利のほうが、約5万7,100円多く払うことになります。5年(60か月)にすると、毎月の返済額は20,000円、実質金利は約7.42%で、通常の方式との利息の差は約9万5,000円に広がります。
結果の使い方
均一金利の案内を受けたときは、実質金利に直して、他のローンと比べてください。実質金利は、実質年率の計算やローン比較シミュレーションの数字と比べられます。
見落としやすい点
- 毎月の返済額だけを見て、金利の計算方法を確認しない。
- 期間が長いほど、実質金利との差が広がることを見落とす。
- 繰上返済をしても、利息が減る方法が契約で決まっていて、期待ほど減らない場合がある。
- 手数料などの費用が別にかかり、実質年率がさらに上がる場合がある。
計算の前提と限界
毎月の返済額が一定で、利息は借入開始時に決まる単純な方式を仮定します。手数料や保険料、遅延損害金、途中の繰上返済による利息の精算は含まれません。
実際の契約では、利息の計算方法や、繰上返済をしたときの扱いが異なります。契約書や重要事項説明で確認してください。
よくある質問
均一金利とは何ですか?
最初の借入額に、年利と年数をかけて利息を決める方式です。返済で元金が減っても、利息の計算の基になる金額は変わりません。
均一金利の実質金利は、なぜ表示より高いのですか?
元金が減っても同じ利息を払い続けるため、実際に借りている金額に対する利息の割合が、表示より高くなるからです。
均一金利のローンは、避けるべきですか?
避けるべきとは限りませんが、実質金利に直して比べることが大切です。他のローンと同じ条件で、総額を比べてください。
実質金利と実質年率は、同じですか?
このツールの実質金利は、利息だけを元本残高方式の年率に直したものです。手数料などを含めた年率は、実質年率の計算で調べられます。