使い方
- 住宅の価値(評価額や売却の見込み額)と住宅ローン残高を入力します。
- 金融機関が認める最大担保掛目(LTV)(評価額に対する借入の上限の割合)を入力します。
- 追加で借りる場合の住宅担保ローンの金利と返済期間を入力します。
- 借入可能な上限額、住宅の純資産額、現在の担保掛目(LTV)、上限額を借りた場合の毎月の返済額を確認します。
純資産額と担保余力
住宅の純資産額は、住宅の価値から住宅ローンの残高を引いた金額です。返済が進むか、住宅の価値が上がると増えます。担保掛目は、住宅の評価額に対する借入残高の割合で、金融機関が貸せる上限の目安に使います。
借入可能額 = 評価額 × 最大担保掛目 ÷ 100 − ローン残高- 評価額 = 住宅の価値(鑑定や査定による金額)
- 最大担保掛目 = 評価額に対する借入の上限の割合
- ローン残高 = 現在の住宅ローンの残りの元金
- 現在の担保掛目 = ローン残高 ÷ 評価額 × 100
担保余力は、評価額に最大担保掛目をかけた額から、今の残高を引いた金額です。全額を借りられるわけではなく、一部を余力として残す点がポイントです。
例:評価額4,000万円、残高2,200万円
評価額4,000万円、住宅ローン残高2,200万円、最大担保掛目80%の場合、住宅の純資産額は1,800万円、現在の担保掛目は55%です。借入可能な上限額は1,000万円になります。年3%・15年で1,000万円を借りると、毎月の返済額は69,058円です。
最大担保掛目が70%なら、上限額は600万円で、同じ条件の返済額は41,435円です。評価額が3,500万円に下がると、担保掛目は約62.9%に上がり、上限額は600万円に減ります。価値が下がると、借りられる額も減ります。
結果の見方
借りられる上限額は、借りるべき額ではありません。借りた分は、返済の負担になり、返せないと住宅を失うおそれがあります。目的が事業資金や教育費でも、返済額が家計に収まるかを先に確認してください。
ローンの借り換えで金利を下げる方法は借り換えシミュレーションで、追加で借りたあとの負担は返済負担率の計算で確認できます。
活用するときの注意点
- 評価額は、固定資産税評価額や売却の見込み額と異なることがある。金融機関の査定額を確認する。
- 担保にするため、返済できない場合、住宅を手放すことがある。
- 金利は、通常の住宅ローンより高い場合が多い。
- 既に抵当権が設定されている場合、順位や条件で借りられる額が変わる。
- 借りた目的が、利息を払ってでも価値のあるものか考える。
計算の前提と限界
評価額と最大担保掛目は、入力した値を使います。金融機関の審査で決まる実際の評価額、収入に応じた借入の上限、手数料、保証料、登記費用は含まれません。返済額は金利一定の元利均等返済として計算します。
実際に借りられるかどうかは、金融機関の審査で決まります。
よくある質問
住宅の純資産額とは何ですか?
住宅の価値から、住宅ローンの残高を引いた金額です。売却した場合に手元に残る目安になります。
担保掛目とは何ですか?
住宅の評価額に対する、借入残高の割合です。金融機関は、この割合に上限を設けて、貸せる額を決めます。
借りられる上限額を、すべて借りてもよいですか?
お勧めしません。返済額が家計に収まるか、返済できなくなったときに住宅を失わないかを先に考えてください。
住宅の価値は、どうやって調べますか?
不動産会社の査定や、金融機関の担保評価で調べられます。固定資産税評価額は、市場の価格と異なることがあります。