使い方
- 現在のローン残高と、金利(年利)を入力します。
- 完済までの残りの返済年数を入力します。
- 毎月、上乗せして返せる金額を毎月の繰上返済額に入力します。
- 軽減できる利息と短縮できる期間を確認し、上乗せ額を変えて比べます。
繰上返済で利息が減るしくみ
利息は、ローンの残高にかかります。繰上返済で支払った金額は、全額が元金の返済に充てられるため、その分だけ残高が早く減り、以後の利息も減ります。
新しい完済までの月数 = 毎月(M + 上乗せ額)で残高がゼロになるまでの月数- M = 現在の毎月の返済額(元利均等返済)
- 上乗せ額 = 毎月追加で返す金額
- 利息は毎月、残高 × 月利(年利 ÷ 12 ÷ 100)で計算
返済額を変えずに期間を短くする方法を「期間短縮型」、期間を変えずに毎月の返済額を下げる方法を「返済額軽減型」といいます。このツールは、毎月の返済額に一定額を上乗せして、期間を短縮する場合を計算します。
例:残高2,500万円に毎月3万円を上乗せ
残高2,500万円、金利年1.2%、残り30年の場合、通常の毎月の返済額は82,727円です。利息の総額は約478万1,782円になります。
毎月3万円を上乗せして112,727円を返すと、完済までの期間は251か月(約20年11か月)になり、109か月(約9年1か月)短縮できます。利息の総額は約327万9,214円で、約150万2,569円の利息を軽減できます。
上乗せの総額は、251か月で約753万円です。その結果、利息を150万円ほど減らせる計算です。
繰上返済のタイミングと注意点
繰上返済は、残高が大きい早い時期ほど効果が大きくなります。ただし、手元の現金を使い切ると、病気や失業のときに困ります。生活防衛資金を確保したうえで、余裕資金から行ってください。
金融機関によっては、繰上返済に手数料がかかったり、最低額が決まっていたりします。住宅ローン控除を受けている間は、控除の効果と利息の軽減を比べて判断します。金利の低いローンは、繰上返済よりも運用のほうが有利になる場合もあります。
繰上返済を検討するときのポイント
- 先に金利の高い借入(カードローン、リボ払いなど)を返す。リボ払いのシミュレーションで返済期間を確認できる。
- 手数料の有無と、最低金額、受付の手続きを金融機関に確認する。
- 教育費や老後資金など、先に必要になる資金を確保する。
- 返済額軽減型と期間短縮型で、どちらが目的に合うかを比べる。
- 全体の返済計画は返済シミュレーションで確認する。
計算の前提と限界
金利が一定で、毎月の返済額が同じになる元利均等返済を前提としています。上乗せは毎月同じ金額で、最初の月から始まると仮定します。一括の繰上返済、返済額軽減型、手数料、変動金利の見直し、住宅ローン控除の影響は含みません。
実際の繰上返済の金額や反映時期は、金融機関の手続きによって変わります。申し込む前に、金融機関で正確な試算を取ってください。
よくある質問
繰上返済は、いつするのがよいですか?
残高が大きい早い時期のほうが、軽減できる利息は大きくなります。ただし生活防衛資金を確保してから行います。
期間短縮型と返済額軽減型はどちらが得ですか?
同じ金額を繰上返済する場合、一般に期間短縮型のほうが利息の軽減効果は大きくなります。月々の負担を下げたいときは返済額軽減型が向きます。
毎月3万円を上乗せすると、どのくらい早く終わりますか?
残高2,500万円、年1.2%、残り30年なら、約109か月短縮できます。条件で変わります。
繰上返済に手数料はかかりますか?
金融機関と商品によって異なります。窓口かインターネットか、金額はいくらかによっても変わるため、事前に確認してください。
住宅ローン控除があっても繰上返済したほうがよいですか?
控除の額と、軽減できる利息を比べて決めます。制度の内容は変わるため、最新の条件を確認してください。