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正味現在価値(NPV)の計算

設備投資や事業計画のキャッシュフローを、現在の価値に割り引いて足し合わせ、投資する価値があるかを判断します。内部収益率や回収期間もわかります。

%
カンマで区切ります。最初の値は現在(通常はマイナス)
正味現在価値¥1,879,003
正味現在価値¥1,879,003
内部収益率16.97%
割引回収期間
3.6年
収益性指数
1.3758
0100万200万012345
年キャッシュフロー現在価値累計
0-¥5,000,000-¥5,000,000-¥5,000,000
1¥1,200,000¥1,142,857-¥3,857,143
2¥1,500,000¥1,360,544-¥2,496,599
3¥1,800,000¥1,554,908-¥941,691
4¥2,000,000¥1,645,405¥703,714
5¥1,500,000¥1,175,289¥1,879,003

使い方

  1. 割引率に、投資に求める最低限の利回り(資本コストなど)を入力します。
  2. キャッシュフローに、0年目(今)、1年目、2年目…の収入と支出を、カンマで区切って入力します。投資額はマイナスにします。
  3. 正味現在価値が正なら、割引率を上回る価値を生む投資案です。
  4. 内部収益率、割引回収期間、収益性指数、年ごとの表で内訳を確認します。

正味現在価値とは

今の1万円と、将来の1万円は同じ価値ではありません。将来のお金は、割引率を使って現在の価値に直します。正味現在価値(NPV)は、各年のキャッシュフローを現在の価値に直して足し合わせた金額です。

NPV = Σ CF_t ÷ (1 + r)^t(t = 0, 1, 2, …)
  • CF_t = t年目のキャッシュフロー(収入はプラス、支出はマイナス)
  • r = 割引率(%を100で割った値)
  • t = 年数(0年目が現在)
  • 収益性指数 = 将来のキャッシュフローの現在価値 ÷ 初期投資額

NPVがプラスなら、割引率として設定した利回りを上回る収益が見込めます。マイナスなら、その利回りに届きません。複数の投資案を比べるときは、同じ割引率でNPVを比べます。

例:500万円を投資し、5年間で収入が入る案

初期投資500万円、1年目から5年目の収入が120万円、150万円、180万円、200万円、150万円で、割引率5%とします。NPVは約187万9,000円、内部収益率は約16.97%、割引回収期間は約3.57年、収益性指数は1.38です。

割引率を8%に上げると、NPVは約131万7,000円、回収期間は3.8年、収益性指数は1.26に下がります。10%なら、NPVは約98万円です。割引率が高くなるほど、将来のお金の価値が小さくなり、NPVは減ります。内部収益率は、NPVがゼロになる割引率で、この例では約17%です。

結果の使い方

NPVがプラスの案から、投資を検討します。複数の案があれば、NPVが大きい案が有利ですが、投資額や期間が違うときは、収益性指数や回収期間も合わせて見ます。割引率は、借入の金利や、他の投資で得られる利回りを参考に決めます。

収益率そのものを知りたいときは内部収益率の計算、単純な投資の収益は投資収益率の計算で確認できます。将来の1つの金額を現在価値にする場合は現在価値の計算が使えます。

使うときの注意点

  • 初期投資は、0年目にマイナスの金額として入力する。
  • 将来のキャッシュフローの見積もりが甘いと、NPVも不正確になる。
  • 割引率を少し変えて、結果がどう動くかを確かめる。
  • 税金、運転資金、設備の廃棄費用などを、キャッシュフローに含める。
  • NPVだけでなく、回収期間やリスクも合わせて判断する。

計算の前提と限界

キャッシュフローは、各年の期末にまとめて発生すると仮定し、割引率は期間中、一定とします。物価の上昇、リスクの違い、期中のキャッシュフローは反映していません。

キャッシュフローが2つ未満だと計算できません。投資の判断は、複数の指標と専門家の意見も参考にしてください。

よくある質問

正味現在価値がプラスだと、どういう意味ですか?

設定した割引率を上回る収益が見込めるということです。投資する価値がある目安になります。

割引率には、何%を入れればよいですか?

投資に求める最低限の利回りです。借入金利や、他の投資の期待利回りなどを参考に決めます。

NPVと内部収益率は、何が違いますか?

NPVは金額、内部収益率は利回りで表します。内部収益率は、NPVがゼロになる割引率です。

割引回収期間とは何ですか?

割り引いた後のキャッシュフローの累計が、初期投資を上回るまでの年数です。通常の回収期間より長くなります。

出典・参考情報

最終確認日 2026年10月10日 · 計算方法