使い方
- 借入額と金利を入力します。
- 利息のみの返済期間(年)とローン全体の期間(年)を入力します。
- 利息のみの返済額と、利息のみの期間後の返済額を確認します。
- 通常ローンとの利息の差で、総額がどれだけ増えるかを見ます。
利息のみ返済の仕組み
利息のみを払う期間は、借入額全体にかかる利息だけを払います。元金は減らないため、残高はそのままです。この期間が終わると、同じ残高を残りの期間で返すことになり、最初から全期間で元利均等返済をした場合より、返済額が高くなります。
利息のみの返済額 = P × r、期間後の返済額 M = P × r(1 + r)^k ÷ ((1 + r)^k − 1)- P = 借入額(利息のみの期間中は減らない)
- r = 月利(年利 ÷ 12 ÷ 100)
- k = 利息のみの期間が終わった後の残り月数(全期間の月数 − 利息のみの月数)
このツールは、金利が全期間で一定であると仮定しています。実際には変動金利の商品も多く、金利が上がると返済額はさらに増える可能性があります。取り扱いの有無や条件は、金融機関によって異なります。
例:3,000万円、金利2.0%、利息のみ5年、全期間35年
最初の60回は毎月50,000円です。その後は残り30年で返済し、毎月110,886円になります。返済額は60,886円上がります。
最初から35年の元利均等返済にした場合は、毎月99,379円です。利息のみ方式での利息の総額は約1,291万9,000円で、通常のローンより約118万円多くなります。
利息のみの期間が長いとどうなるか
利息のみの期間を10年にすると、最初の返済額は50,000円のままですが、その後は毎月127,156円に上がります。増加幅は77,156円、通常のローンより増える利息は約241万円です。元金の返済を後に回すほど、後の負担は重くなります。
通常の返済との違いは住宅ローン計算で、元金が減っていく様子は返済シミュレーションで確認できます。
向いている人と判断のしかた
収入が一時的に少ない時期がある人や、利息のみの期間中に売却や借り換えをする予定がある人には、選択肢になりえます。ただし、物件の価値が上がることを前提にした計画は危険です。利息のみの期間中は、返済によって元金が減らず、売却価格が残高を下回ると、完済できなくなるおそれがあります。
期間後の返済額を、今の収入で払えるかを必ず確認してください。払えないなら、将来の収入増や借り換えに頼る計画になります。返済負担率の計算で、収入に対する負担を調べられます。
リスクを減らすには
- 家計は、利息のみの返済額ではなく、期間後の返済額で組み立てる。
- 契約で認められていれば、利息のみの期間中も、元金を一部繰上返済する。
- 期間後の高い返済額を、数か月分は払える生活防衛資金を残しておく。
- 金利の見直しルール、上限、繰上返済の手数料を、契約前に確認する。
計算の前提と限界
金利は全期間で一定とし、税金、保険、手数料、期間終了時に残高を一括で返す方式、金利の見直しは含みません。商品によっては、期間後に元金を分割で返さず、残高を一括で返すものもあり、このツールでは再現できません。
商品の条件は金融機関によって違うため、契約書を読み、金融機関や専門家に確認してください。
よくある質問
利息のみ返済では、元金は減りますか?
利息のみの期間中は、返済額がすべて利息に充てられるため、元金は減りません。繰上返済をした場合だけ減ります。
期間後に返済額が上がるのはなぜですか?
全額の元金を、短くなった残りの期間で返すためです。毎回の返済に、利息に加えて大きな元金分が含まれます。
利息のみ返済は、総額では得ですか?
いいえ。早い時期の負担が軽くなる代わりに、残高が高い状態が長く続くため、利息の総額は増えます。
利息のみの期間中に、追加で返済できますか?
できる場合が多いですが、契約によって異なります。元金を減らすと、期間後の返済額も下がります。